アークエンジェル
漆黒の大天使
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天使逝く癈都

8月26日

本州に戻ってきて早々、今日は兄上(八尋)とデートです。

といっても、私が勝手にそう言っているだけで相手がそう思ってない、または性別的に無理がある、などなどの複合的理由から成立しないと言うツッコミはカオスに沈めてください。

朝6時半フェリー到着という凶悪的スケジュールの後、なにはともあれ奈良へ向かいます。

途中、難波で朝食をとったり、私の鬼のような荷物(半分持ってくれてアリガトウネ!)に文句垂れ流ししたりしながら兄上の部屋へついた頃には何をする気力も無くなっていましたが。

で、某ドリームランドはナイターまでうろうろする予定なんで夕方前から行くことにして、それまで兄上の部屋で「置いとけ!」と「お願い(訳:命令)」しておいた「ペットショップ・オブ・ホラーズ」と「ルパン三世」のビデオを見ました。

こう、何て言うんですかね。関俊彦さんの声は脊髄に届きますね。

最近はこの人!ていうような声優さんなぞめったにお目にかかりませんが、関俊彦、緑川光、林原めぐみ(敬称略)、この3人程の存在感のある人はそうはいないでしょうねぇ。

まさに「声」を売れる人だと思います。

最近は声を聞いただけで惹かれる人って少ない(ていうか今んトコ皆無)よな、ほんとに。

アレな意味で塩沢兼人さんも「声」だけで惹かれますが。

そんなこんなでようやく重い腰を上げて、某ドリームランドへ向かいます。

どこからバスに乗れば良いのかくらいは分かっていたのですが、そこからどれくらい行けば良いのかは2人ともどうやら知りませんでした。

ので、とりあえずバスに乗り、

「両替しといた方がええかな?」

「300円あれば足るんちゃうか?」

と、2人ともドキドキ(!)しながら料金表を眺めていると、5分くらい走ったところで、

『次はぁ〜ドリームぅランド、ドリームぅランドぉ』

180円で事足りました。

ちうか奈良駅から徒歩圏内かもしれません。

着いてさっそく飯を食います。

だって昼飯もロクに食ってなかったんだもん。

しかしどこの店も小さい机に丸椅子だけの、村の食堂!的雰囲気なこきたない慎ましやかな店構え。

しかも客は一人も入っちゃいねェあたり空恐ろしい。

ようやく大きめの店を見つけて入ったものの、やっぱり客は誰もいません。

これは食事時ではなかった所為なのか、それともそれ以外の理由からなのか、あまり突き詰めたくはないので考えないことにします。

食事を終えて落ち着いたところで、さっそく何に乗ろうかとブラブラしていると、目の前に「ジャングル巡航船」の文字が。

水モノが結構好き(ボートとか)なのと、フリーライド券を買ったので手当たり次第乗ろうと思っていたのと合間って、一発目はこれに決定。

乗って1分後に後悔。

巡航船に乗って川沿いに世界のジャングルを巡る、と言う趣向らしいですが、なんですかこれは?

所々に点在する動物の人形、あまりにもちゃちくさいです。

ぎぎぎぎいぃ、と不自然な動きをするトラの首。

竹林に仁王立ちするライオン。

動きが滑らか過ぎて気持ち悪い原住民。

アフリカのジャングルに立つ恐竜。

造形もどこか納得がいかないレベルでありながら、さらに構成がアレです。

なんでジャングルに恐竜がいるんですか?

ある意味楽しませてくれた巡航船とようやくおさらばし、兄上が次に指差したものは、……なんだか2回転くらいしてるジェットコースター。

自慢ではないですが、私は絶叫マシンははっきり言って苦手です。

あの上から下へ落ちるときの高低差では意識が落ちていく身体に追いつけず、頭の後ろから意識が出ちゃいます。

はっきりいってヤバイです。

無論、身体が逆さになるような回転のあるコースターなんか乗ったことありません。

それは死ねってことですか?

そんなに私が憎かったんですか?

そんな気分になります。

結局乗りましたが、初体験回転コースターは思ったより平気でした。

多分回転は平気、らしいです。

ただ、高いところから思いっきり下るときの下方からのGにはさっぱり耐えられる気がせず、やはりちょっと何処かへ行きかけましたが。

コースターの規模がそんなに大きくなく、でかい落差も一つしかなかったために何とか正気のまま帰って来られました。

良かった良かった。

ああ、そういやチケットにも書いてあったメインイベントらしい花火も見ました。

それまでゲーセンで遊んでたんですが、時計を見るとそろそろ始まる時間。

せっかくだから見とくか、という訳で外に出るとなにやらやってる模様。

でかい城が邪魔で見えないけど。

なんとか見えるところに移動して、さあ見るゼ!と気合も充分!

花火は終了! 5分で。

え? これで終りなんですか?

そんなでかでかと宣伝しといて、これだけですか?

見事にだまされました。

はっきり言ってドリームランドでの記憶は、花火のことなんかこれっぽっちも残っておらず、「クラシックカー」とかいうゴーカートのでかいやつに乗って(もちろん私の運転で、助手席には兄上)兄上に

「君が免許を取っても、絶対に乗らへん!」

などと宣言されたことや、ロープウェイから身を乗り出してカップルに手ェ振ってみたりしたことや、白鳥の自転車に乗って高いトコ一周してうかれてたことぐらいですね。

だってさ、ゴーカートだよ?

法なんか無いんだよ?

どれだけスピード出したって捕まるこたぁないんだから、ブレーキなんざ踏む必要ないじゃないですか。

ていうかむしろアクセル全開です。

何事もやれるときはやるんです。

だって法に触れないから。






8月20日

今日も高知はもれなく雨。

目ェ覚めたのは昼回ってましたが、雨なんで外へ出て行く気にもなりません。

にしても、8月始まって3日しか晴れた日がないってのもいいかげん異常気象なんじゃないでしょうか。

うちのばあちゃんがバルサン焚きたがってますが、晴れの日じゃないと猫を外へ追い出せないのでいまだ焚けてません。

おかげでノミは出るわ、蚊は飛ぶは。

ウナコーワが一時たりとも手放せませんな、全く。

でも雨のおかげで多少涼しいのか、クーラーのお世話にはほとんどなってないのでそれはありがたいかも。

ありとあらゆる原因のアレルギー性鼻炎持ってるから、温度差で鼻水出すし、花粉・埃でくしゃみは出るし。

およそ年中悩まされます。

どーせェっちゅうんでしょうか。

しかし雷鳴ってるときにパソコン打つのもひやひやします。

まだそれでどーにかなった経験は無いですが、伽耶さんとかによるとかなりヤバイ行為らしいですし。

でもここ最近雷鳴ってない日なんてないんだよなぁ。






8月19日

某女子高文芸部合宿、参加3日目。

昨日から学校に泊り込みです。

でもみんな(OG)はだいたい寝ずに徹夜するんですが、最近はそんな体力も無くなっているのか私は明け方3時くらいから仮眠を取りました。

あと一人水樹さん(仮名)も仮眠を取ったようですが、残りの伽耶さん、涼夜ちゃん、兄上(八尋)は貫徹の模様。

よー体力持つわ…。

その後テキトーに後片付けして(というか起きたら終ってた…)近くの喫茶店で上記4名プラス私の5人で朝ご飯を摂取。

のはずが、何故だか気がつけばほかのメンバーのモーニングまで手ェつけて、合わせて2人前は食ってました。

その上、兄上が私の分奢ってくれたし、うーん、果報者果報者。

兄上はこの後、近くにあるおばあさまの家で昼まで寝る、とのことなので残りのメンバーで何故か「海へ行こう」と言うことになり、涼ちゃんの運転、及び私の案内で高知名所、桂浜へ。

そーいや、涼ちゃんの運転する車って初めて乗るんだったな。

伽耶さんの口から時々聞いてたくらいしか知りませんが、大丈夫なんでしょうか。

路肩に乗り上げて、あまつさえここは道だと言い張っておるらしいんですが、本当に大丈夫なんでしょうか。

とりあえずそんな私の不安なんかお構いなく車は走り出し、路上に出ます。

……なんか聞いてたよりは普通の運転です。

まあ人の話は尾ひれがつくというし、多少誇張されてもいたのだろうと一息ついた頃、ようやっと海岸が見えてきました。

めざす桂浜はここから山をぐるっと回ればもうすぐです。

車も目的地が近づいて勢いづいたのか、しきりにGがかかります。

……………………Gが?

ぐおぅ、と車体に大きくGがかかり後部座席にいた私は隣の水樹さんのほうへ投げ出されます。

「りょ、りょーちゃん! ブレーキブレーキブレーキブレーキ、スピードスピードゆるくゆるく!!」

「あー、ごめェん。曲がれると思ったんだけどぉ」

ほおお。180度方向転換と言ってもいいようなヘヤピン加速でつっきろうとするあたり、かなりアレです。

やはり車体の後方にある「初心者マーク」は伊達ではありません。

ちょっち(死語)怖かったです。

とまあ何事も無く(本当か?)桂浜に到着したんですが、やはり今朝まで嵐だった所為もあって海岸はめっちゃ汚いです。

流木、海藻、空き缶、サンダル(かたっぽだけ)、洗面器、といろんなものが流れついてます。

かろうじて今日は天気がやんなるほどよかった所為もあり、観光客もいるようですがこんなキタナイ海岸を見たところで嬉しいんでしょうか。

むしろ荒れてるときに見に来るならまだしも。

とにかく今日は見事に天気が良く直射日光が痛いほどだったので、ほどほどに潮風を満喫したところで帰途に着きました。

再び涼ちゃんの運転に気力を削がれつつ、私の家が一番近かったので真っ先に降ろしてもらいその他のみんなは去って行きました。

無事に皆が帰れたかどうかは翌日の時点で連絡が取れていないので、不明です。

とりあえず水風呂に入ってのんびりしたあと、晩飯まで昼寝してました。

うーん、今更ながら地元に帰ってきたって気がするなあ……。

なんだかもう和歌山帰りたくねーや。






8月18日

某女子高、文芸部合宿2日目。

今日から明日にかけて学校に泊りがけです。

確か待ち合わせは1時半に某喫茶店だったはずなんですが、気がつけば○○時ってどーいうことですか?

いやもう、ヤバ過ぎて文章にすら書けません。

急いで合宿の準備をして身支度をしますが、とてもじゃないが間に合いそうにありません。

しょうがないので伽耶さんの携帯に「遅れそうなんですけどぉー」と連絡すると、どうやら伽耶さんも遅れそうだとのこと。

それに加えてもうひとり文芸部員ではなかったのに何故かイラスト担当だった(めっさウマイ)水樹さんも遅れてくるらしい。

……と言うことはもし兄上が時間通りに来たら一人で待ちぼうけ食わされるわけですね、とかそんなことを考えながら支度するからちっとも進まーん!

ちゅーわけで土砂降りの中、みんなと合流したのは4時くらいだったっけ?

それからとりあえず合宿でやるイベントの商品などを物色してから食い物などの買出し、ついでに夕食も喫茶店で食べて学校へ向かいます。

さすがに学校卒業してからン年もたつと、在校生の中に見知った顔は多くありません。

てゆーかほとんど見たことのない人たちばかりです。

…………本当になんで呼ばれるんだろう…?

いや私は呼ばれてはないんやけども、伽耶さんとか兄上は部長直々にお呼びがかかったらしいし。

まあ来たからにはそれなりに遊んで帰ろうとは思ってるんで、OG主催でのイベント(オリエンテーリングと言えばいいのか…)の詳細を考えます。

設定としては在校生たちに4つのグループに分かれてもらい、勇者(笑)を目指すパーティとなって頂きます。

んでもって各地(校内)にいる賢者(OG)のところへ赴き、試練を受けてくるついでにいろんなところに散らばっている宝玉(ビー玉)を探してその得点を競い合う、と言う単純なゲーム。

そこここに転がっていそうな設定ですが、今回ばかりはこれだけでも充分です。

なんたって場所は学校、時は深夜、そして外は雷鳴轟く嵐。

たとえここでゲーム設定が、どれだけ陳腐なものであってもこの環境設定の前にはどーでも良くなってしまうことでしょう。

さて設定上、私に与えられた役名は「風の賢者」です。

風にまつわる試練を与えるわけですが、その試練とは………紙ヒコーキを飛ばすこと。

いや別にふざけちゃいません。

だってアナタ、一介の学生(一部学生じゃない人もいるが)が考えた学校を舞台にしてのイベントですよ?

○の洞窟へ行ってイフ○ート倒して来いだの、崖っぷちにしか咲かない究極の薬草採って来いだの、あまつさえ鳥○間コンテストで優勝しろだの、そんな試練を実施すること自体無茶です。

とゆーわけで、紙ヒコーキ。ゆーあんだぁすたぁぁぁぁんんん?

しかしこの紙ヒコーキ、一応兄上とまえもって「これくらいの距離なら大丈夫だろう」という距離を実地の上、見当つけたはいいが……年代の差なんでしょうか。

紙ヒコーキの折り方すら知らない、そーいうコが続出。

ひょっとして4つの試練のうちここが一番難しいんじゃあ、つくづくそう思いましたね。

いや見事に飛行機の飛ばないこと飛ばないこと。

2mも飛べば良いほう、ひどいとキリモミして飛ばした本人の所まで戻ってくる始末。

「お、終わるんか……この試練…?」

はっきりいって本気で不安になりました。

まさか夜明けまで紙ヒコーキ飛ばし続けるハメになるんじゃないかと。

いやさすがにそんなことにはならなかったですけどね。

ちなみにほかの3つの試練は涼夜ちゃんが火の賢者でクイズ、水樹さんが水の賢者で利き茶、兄上が土の賢者で間違い探し。

あんまエレメンタルには関係ないよーなのもありますけど、そんな細かいことは気にしちゃいけません。

そんなこんなで全パーティがひととおり試練をクリアしたらしいので、ひとまず部屋に戻ります。

そして結果発表。

の前に、1グループだけ一つ試練をクリアしていなかったことが判明。

しかしもうそのグループも帰ってきてのんびりしていたので、クリアならずということに。

うふふ、もしこれがSE○D候補生だったら合格うんぬんの前にキス○ィス先生にしばき倒されてたでしょうなぁ。あのムチで。

1位と2位の間がかなり開いてましたが、やはりこれは4つだけ隠しておいた「宝箱」によるものが大きかったようです。

なんたってこのゲームにおける得点のビー玉が一度に大量に手に入る上、1位はそれを3つも持っていたんですから。

しかも4つ目は誰も手に入れられなかったらしいし。

で、順位順に商品を渡してゲームは終了。

しかぁし! 順位が良かったからと言って商品がいい物とは限らず、現に最下位の商品(菓子)を欲しがっている人が多数いましたね。

「甘ぁい! 真の勇者はモノではなく栄誉を与えられるものである!」

これは伽耶さんのありがた〜いお言葉、もしくは詭弁、屁理屈ともいうが。

はああぁぁ〜…やっと終った……。

と思うまもなく、本当の試練がOGたちを襲います。

すなわち発見されなかった宝玉(ビー玉)の回収作業。

なんせ50個近く隠してます。付け加えてテキトーに隠したんで、全ての場所なんか覚えちゃいません。

それに隠すときにはみやも参加して隠したにも関わらず、明日は仕事があるので帰ってしまいどこに隠したんだかさっぱり分かりません。

何がタイヘンて、この回収作業が一番大変だったような気がします。

結局みやが隠したヤツが最後まで見つからなかったし、そうすると最終的な勝利者は現地にいないにも関わらずみやと言うことに…。

………………なにやら理不尽な気がしますが、明日の日記へ続く。






8月17日

某女子高、文芸部合宿1日目。

てゆーか、今日は行く気は無かったんですが。

どうせ今日は泊まるわけじゃないし、顔出すだけのために往復のバス代出せるほど裕福でもないですから。

だって家から学校までのバス代より、大阪にいたときに神戸や京都行くほうの電車代のほうが安いなんて信じられます?

ぜってェバス代高いです。刺したいくらい。

と言うわけで、昨日から泊まってた新イトコんちで昼ぐらいまでうとうとしてたらいきなりチョコボのテーマ(PHSの着メロ)が枕元で鳴り響きました。

どうも伽耶さんのようです。

「今日の合宿来る?」

「ぐう。(いや、今日はやめとこうかな〜と…)」

「じつはね、風ちゃん今日しか来られないらしいんだって」

「ぐう…。(そうなん……? ん〜土産買ってきてるから会えないのはツライ…)」

「どうする?」

「ぐうぅ。(んじゃ、夕方くらいから行こうか。)」

なんだか本人もよく覚えちゃいないような寝ぼけた電話でしたが、とりあえず行くことは決定したようです。

のでとりあえず一度家に帰って用意をしなければなりません。

外は相変わらず土砂降りなんで、叔母さんに車で乗せてってもらって帰宅。

身支度してから学校にたどり着くともう4時近く、顔を出すだけになりそうだなと思いながらも、文芸部員が集まっている教室へと向かいました。

なんだ? この派手なをんな?

明らかに現文芸部員の目はそう語っていたと思われます。

いや、いいけどね。

伽耶さんや、結婚して苗字変わった所為で「小林幸子(仮名)」になっちゃった同じ文芸部員OGのさっちゃん(笑)(現在妊娠中)にも「派手」って言われたし。

確かに頭は派手かもしんなかったけど、別に染めてるわけじゃないのに。

と、久しぶりに風ちゃんに会いました。

全ッ然変わってない辺りが風ちゃんらしいです。

やっぱり雰囲気は「お母さん」(笑)。

今日はOGの皆は泊まるわけじゃないんで、そのまま町にでてお茶飲んだりしてました。

さすがに妊婦さんがいるんで酒飲んだり、店をぶらぶらしたりは出来なかったんですが、それはそれで楽しかったりして。

というか早く子供が見てェ。

しかしなんですな。

自分と同じ年の、しかも自分の友達が結婚してて妊娠中ってことは、自分がそうであってもおかしくない年なんだなあって改めて認識しますね。

いや、私も相手さえいれば結婚したいとも思うんですが、思うだけじゃネェ。

私の場合はその前に大きな障害もあることだし、どうなることやら。ニンニン。






8月16日

大阪から高知まで、いくら1晩寝てたら着くからってやっぱり船は疲れます。

一番安い雑魚寝だし。

ああもう眠い、でも船から下りれば叔母さんが迎えに来てるはずだし、そうしたら家まで帰って1日中寝放題だぁ! てゆーか、叔母さん見当たりません。

まさか忘れてるなんてことは……いやそんなことあるはずがない、きっと私が見つけられずに右往左往してるんだろう。

そんな期待を持ちながら叔母さんの携帯にかけてみます。

…………でません。………………でねェ!

……………ガチャ。「もぉしもしィ…?」

ね、寝てやがる! この声は今起きたばっかに間違いない!

「あ、あのさぁ、今着いたんだけどぉ…」

「…………………ごめェ――ん…寝てたァ…」

声聞けば分かります。

しょうがないのでタクシー拾って家まで帰りました。

さようなら…私の2千円…(泣)。

しかも、家に帰りついたと思ったら玄関のカギが開いてやがりません。

あれだけ今日帰ると電話で言っとったとゆうのにィ……。

だぁんだぁんだぁん!とドアを叩いても誰も出てくる様子は見えず。

腹立たしいのを抑えながら、万年開きっぱなしの勝手口に回ります。

予想通りそこは開いてたので重い荷物を引きずりながら裏から入り、いまだ眠りから覚めないばあちゃんと弟を起こさず、空いてるベッドで睡眠をとりました。

夕方まで。

多分夕方居間に下りていくまで、誰も私が帰ってたこと知らないんじゃないか?

そんな理不尽な思いを抱えながらぼーっとしていると、夕方やってきた叔母さんとイトコ達が泊まりに来いというので今日はイトコんちに泊まることにしました。

そういえば今日帰ってきてからばあちゃんに会ったっけ?

まあいいか。






8月15日

ああ、やっと今日高知に帰れる…。

しかし3日間和歌山に帰ってきた間、父親の起きてる顔を一度たりとも見てないし、もちろん正気での会話は一言も交わしてないあたり問題があるような気がします。

まあ、バイトしに帰ってきたわけだし、そもそも昼間は親は仕事でいないし、夜は私がバイトでいないから顔合わすわけ無いんだよな。

いつも大阪まで乗せてってくれるトラックの運ちゃんは日曜は無理らしいんで、仕方なくごとごとと電車で大阪まで出ます。

これが結構金かかるから嫌いなんだよなあ。

パソコンのローンもあるし、旅行の金も置いとかないといけないから持ち金の割に結構貧乏です。

てゆーか船、雑魚寝に体力よりも気力をすり減らします。

なんたって自分の陣地を確保しないと寝る場所さえないんだから。






8月12日

よさこいの後夜祭、及び全国大会があるらしいです、今日は。

全国大会は今年から始まったらしいんでどんなモンか見たかったんですが、なにぶん今夜船で和歌山に帰らなければならないのでどうも無理そうです。

バイトしにね、帰るんです。

3日間、それだけのためにわざわざ自腹で往復の交通費出して。

これでバイト代より交通費の方が高かったら泣きたいくらいアホらしいですが、もしかしたら本当に阿呆かもしれません。

お盆は忙しいからどうしても出勤してほしいんだとさ。

それを了解しちゃう私も私だが。

そう言えば昨年この時期に船で帰ると、どこかのグループがよさこいで見送ってくれたのに今年は見られませんでした。

かなりな感動モンだったのに、アレ。やめちゃったのかな。






8月11日

南国は暑い。

いや、南国っつーても高知県だけどね。

街中ではあいかわらず祭りが続いてます。

見に行こうかとも思ったんですが、どうせ見に行っても自分が踊れないことには変わりないし、かえって踊れないことに対するジレンマが破壊衝動となって沸き起こられてもたまらないんでやめました。

大人しくテレビで生中継を見てましたが、なんですな。

やはり祭りは参加してこそ祭り!

テレビで見る祭りなんざ、カビの生えた餅を「もったいねェ」って憂う以上に空しい気がしてきます。

ふー…ていうかこれはもしかして鬱期なんでしょうかねえ。

やたらと何もやる気が起きません。

人に会う気もさっぱり起きません。

こんな時こそ気ィ狂うくらい祭りで発散したいものですが、今回それは出来ないのでとりあえず寝ます。

夢の中に再びMY世界を構築して参ります。

オヤスミナサイ。

……とか思ったんですが、出戻りしている叔母さんがよさこいに出ている娘(つまり私のいとこ)を迎えに行くついでに踊ってるのも見に行かないか、と言うのでせっかくだから着いて行きました。

やはり祭りはその場に行ってこその祭り!!

テレビで見る祭りなんざ、カ(以下略)。

なんたってまず、音が違います。

その場にいると、重低音が地面を通して身体に伝わってきます。

さすがに先頭を走るトラックの真後ろ、つまりスピーカーの真ん前で踊った時ほどではないですが、それでもテレビと比べるとその迫力は倍以上です。

そして何よりも、踊り子!

あれはもう神降ろしちゃってます。

いわゆるトランス状態です。

私も経験あるんで断言できますが、踊ってるときははっきり言ってなんも考えてません。

よく考えたらそんなトランス状態の集団が何千人と街中をねり踊ってる情景を思い浮かべると、自衛隊担ぎ出されても文句は言えないような気がするのですが、ここはそれ。

なんたってそーいう祭りですから。






8月10日

マンガ甲子園第二日目。

メンバーは昨日と同じ、伽耶さん、涼夜ちゃん、瑠璃さん、私の4人。

はい、水谷優子です。

いやなにがって、マンガ甲子園恒例の声優ゲストが。

久しぶりにウレ線の人が来ましたね。

初期はそうでもなかったんですが、なんだかあまり知らない人連れてこられてもねェ。

誰ですか? って人多かったし。

ていうかマンガ甲子園出てから有名になるって人が多かったらしいです。

ちなみに初期は関俊彦さん、速水奨さんなどなどめちゃめちゃ有名人来てたらしいです。

………そん時はマンガ甲子園なんて存在すら知らなかったんで、思いっきり見逃しちゃいました(泣)。

しかも高知の観光名所とか回ってたらしいし。

とりあえずひととおり声優ショーが終ったんでいったん解散。

このあと夕方からよさこい祭りの前夜祭、及び花火大会があるんで私と瑠璃さんがお色直し(浴衣)のための帰宅です。

わざわざ和歌山で買って持ち帰って来た浴衣だから、着んともったいないし。

んでみんなで飲んでから花火を見に行こう、という予定だったにも関わらず私が浴衣着るのに手間取ってしまい、今日は花火観賞のみに。

こっからみやも合流。

しかしこの人の多さはどうにかならないモンでしょうか。

よさこい前夜祭が行われている公園は人多すぎて舞台なんか見えっこありません。

しょうがないんで花壇(?)の上に上がって見ました。浴衣で。

瑠璃さんいわく、かなりヤバイ格好だったらしい。

花火大会の方は橋の上から見たんですが、こっちもむやみやたらに人が多い。

まあこの時期は高知市の人口の大半がこの辺に集中するってどこかで聞いたから、しょうがないっていえばそうなのかもしれません。

ちうか花火ってェのは上に上げるモンだろ?

なんで橋の下の河原でちまちましたヤツなんざやるんだ?

そうでなくても橋の欄干とこには人がびっしり、そりゃもうアブラムシのごとくへばりついてるっていうのにその下なんか見えたもんじゃないです。

構成考えたヤツ一発どついてやりたい気分です。

が、どいつかわかんないんでとりあえず焼きソバかき氷で苛立ちをごまかします。

むう、やはり祭りと言えば焼きソバとかき氷!

それがあればすべてを許せるくらい、祭りにおいて最大かつ重要な食い物!

たとえ肉がほとんど無かろうと、シロップがメチャ甘だろうとそんなことは二の次なのです。

というわけで、おやすみ!






8月5日

やっとこさ、ストレートパーマやってきました。 前にも一度やったんやけども自分で髪洗ったら跡形も無くとれてしまい、悲しい思いをしたのでちょい高いヤツを試してみました。

本来なら3時間かかる工程を時間帯のためか、2時間で仕上げてくれました。

なんたってドライヤー4人がかりでされたし。

のべ十人以上の手は軽くかかっていると思われます、この頭。

しかしなんですねェ…下手に長い髪の毛をこうが―――ッと乾かされると、バッサバサでとてつもなく胡散臭げな占い師に見えてしまうのは何故でしょう。

ていうか鏡見た瞬間、「うわ! こんな人いるわ。絶対近寄らないけど」って思いましたもん。

それにしてもこの暑い盛りに4人にドライヤー(くそ暑ィ)向けられたら、はっきり言って死にます。

その上身体には、密封性バツグンのあの合羽みたいなヤツを巻かれてるしで、かなり疲れました。

精神的にも。

そんで終った頃に「どうしましょう、シャギーでも入れますか?」って聞いてきました。

そうですね、軽く顔の回りに入れてくれれば、そういうつもりでお願いしたらいきなり剃刀で後ろの方全体を「ぞりぞりぞり」っと削ぎ落とされました。

ええッッ、ち、違う!!

なんやの? その黒ぉい塊は。

そんなこんなで驚愕しているうちにどんどんMY髪の毛は削ぎ落とされ、削られてあっという間に夏仕様。

ごめん……レイヤーっていうのかな、うちが言いたかったのは。

結局ストレートパーマかけたにも関わらず、大部分は削がれて美容院の明日の生ごみになりました。

いいけどね、涼しいし。

あと想像通りと言うか、予想以上と言うか、基本料金15000円が髪の長さの所為で28000円になってました。

ちくしょう。今度こそ綺麗に伸ばしてやるぅ…。






8月4日

よく見に行くサイトに「エゴグラムによる性格診断」へのリンクがあり、面白そうなので見てきました。

50問の質問に答えてその結果から243パターンの性格のうちどれになるか?というものです。

結構当たってると思います。

で、やってみました。

オレ的伽耶さんと、宵冴との相性

ていうか、ナンデ夫婦……?

オレ的兄上(八尋)と、宵冴との相性

………うちの中では兄上はぼんぼんらしい。

オレ的銀華。そんでもって相性

馬と乗り手らしいです。

どうもこの相性診断はハナから男女を想定しているようですが、とりあえずそんなことは知りません。

ちなみにオレ的オレ

ぐはぁ。当たってるだけに最悪。

「オレ的」っちゅうのはつまり「私から見るとこう見えますよ―」ってことです。たぶん。

でも、オレを信用しちゃダメだぞ? たぶん。






8月3日

………ああ、やっぱり朝はツレぇよ……。

このところ寝るのが朝の4時くらいなんで、10時くらいに起きるのもタイヘンです。

つうか、起き抜けに立ち上がると目の前が真っ暗でまともに前が見えません。

困ったモンです。

それでもなんとか親の弁当作るために11時くらいに無理矢理起き、弟に弁当持たせて家から追い出した後、なんとなく暇だったんで昨日ダビングした「アルマゲドン」を見ました。

ほおお、これは字幕版ですな………。

…………………………すま―――――ん!! オレ外人の顔なんて見分けつかねェ!

せめて吹き替えなら声で区別つくんやけど、字幕だと誰が誰だかさっぱりわかんねェや。

せいぜいが男女の区別と、黒人白人の区別がつくくらいです。

まあブルース・ウィリスくらいは有名だから分かるけどね、流石に。

そんなわけでその他大勢の見分けが出来ないまま、ビデオを見進めていきます。

いやあ、やはりすごいですね。CGを思う存分駆使した、流星群による都市破壊(?)シーン。

あまりにも凄すぎてビルが倒壊してるんだか、なんだかよく分からないあたりがまた凄いです。

だって画面にあるもの(画面内で起こってること)が多すぎて目がついていきませんでしたから。

それともダビングによる劣化のために見にくくなってしまったのか。謎。

あと、小惑星に実際着陸して穴を掘るシーン。

真空なのに何故風で砂が飛ぶんですか?

しかし、やはり亜米利加映画は物事がスムーズに進んではいかんようです。

何度も起こるピンチ、ピンチ、ピンチ!

タイヘンやなぁ…。

更にピンチ!

わあ、どうするんや? これ。

ラスト5分前でもピンチ!

もうええっちゅうねん。

んで、結局最初にやってきた人数より大幅に減って帰還。

喜ぶ男! 抱きつく女! 感動の再会!

で、これは誰ですかね?

最後まで登場人物を把握しないまま、第一回目は見終わりました。

ま、何度か見返せばそのうち何とかなるでしょう。

まだ見てない人にはちょっとネタバレな日記かもしれません。

まあこんな大雑把な書き方じゃ粗筋くらいしかわかんないだろうし、そもそも私自身よく分かってないんで大目に見てください。






8月2日

ちくしょう! 何でこんなに暑いんや!!

うちはクーラーないねん! そこんとこわかってるか? わかってないやろ?

誰にも平等に暑さはくるとかふざけたコト言うてるといてこましたるで! あぁ?

こんな日に限ってバイトはありません。バイト行けばまだクーラーあんのに…。

人によっては「今日は何も無いから思う存分遊ぼう!」とかいう元気なやからもおるでしょうが、すでにそんな気力も無くなる暑さです。

布団でごろごろしてても汗が出てきて、いいかげん暑さで気分が悪いのにさらに拍車をかけやがります。

隣で妹がどっかの県では38℃いったらしいと言うてましたが、……すでに体温越えてるし!

てゆーか、猫の平均体温デス。

ちなみに私の平均体温、35℃。下は34℃くらいなら出したことある。←えばるな。

――――――――――――ッッッッついねんて、もう!!

早く秋が来てくれないものか、んでもって冬になったら「はよ春来い!」とか言うてるんやろうなぁ…。

昨日、「アルマゲドン」を借りてきました。

土曜日にレンタル封切りになったんですが、朝から行列が出来るほどでよほど運がよくない限り借りるのは難しそうです。

わざわざ並んで借りてきたのかって?

んなことするほど映画に情熱持ってねェっす。

つうかピカチュウがどれだけ可愛いかを延々と流しつづけるようなビデオだったら私兵(?)を送ってでも借りてきますけど。 

ええ、必ず。

バイト先の知り合いが友人に頼んで並んで借りてきたやつを「ついでに見る?」という御好意のもと、それならせっかくやし、ということで借りてきた次第です。

でも結局貸し出し期限が今日までやったんで、一度ビデオ屋に返却してそれから借り直したため金はちゃんと払ってます。

やから、文句は言わんように。

私の次にバイト先のマスターの奥さんが見たい言うてるから、とりあえずダビングして急いで回します。

新作だから長いことは借りられへんからな。

でもダビングしたから、もういつでも見られる思うと見る気が失せるんですわ、これが。

今日月曜だからバイトも無いし、なんだか寝てたい………。

いいや、寝ちゃエ。ぐう。

……今日の日記間違えて二つ書いちゃって、無理矢理つなげたからかなり無茶してます。

そんなところは見ないように。






8月1日

せっかくの日曜日なのに、せっかくの祭りなのに、今日は一日中バイトに生きていました。

近くででかい花火が上がるらしく、ほかのバイトは皆さん早々と休み入れてやがりました。

別にええよ。うちは高知でよさこい見るんやもん。

そんでもって花火も飽きるほど見尽くしたるから。

ということで掲示板にも書きましたが、9〜12日、16〜25日は高知に帰ります。

前半はよさこい見るために。後半は言わずと知れた合宿参加。

お盆にねぇ〜、バイトに出なくちゃならんのよ。忙しいらしくて。

それが親は気に入らないらしく、ブツブツ言ってますがそんなこと知ったこっちゃないです。

ていうか、今私がこの家からいなくなったらどうするんでしょうかね。

食事の用意はともかく、洗濯、掃除。

2日、3日留守にしただけで荒れ放題なこの家を見るたびに、すでに自分たちではやる気の無いのをひしひしと感じて、生活に疲れた主婦の気持ちを実感してしまう自分が悲しい。

「自分は働いてるから」という理由をつけて妻に家事を全て任せてしまう、典型的な夫を3人持った気分です。

うち一人は働いてすらおらず、一日中ゲームやりたい放題。

………………………邪魔やっちゅうねん。

掃除もでけへんわ。

ああ……一人暮らしのころが恋しい……。

いっそのこと出稼ぎでも出ようか、工場とか。